SNKの名機「NEOGEO」を現代に復活させる新型ハード『NEOGEO AES+』が、幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2026にてPLAION REPLAIブースにプレイアブル出展されました。会場では開発陣によるプレゼンテーションも実施され、本機の特徴や開発の経緯が明らかになっています。
独自ASICによる高い再現度
『NEOGEO AES+』は、エミュレーションではなく独自開発のASIC(特定用途向け集積回路)によってNEOGEOを再現する点が最大の特徴です。オリジナルのROMカートリッジやジョイスティック、メモリーカードといった当時の周辺機器がそのまま利用できるほか、処理落ちの挙動まで実機同様に再現されているとのことです。
開発を担当したSTEUX氏によれば、開発開始時点でNEOGEO内部に関する資料がSNK側にも残されていなかったため、実機を分解して数か月をかけて内部構造を解析する必要があったと説明されました。
付属するジョイスティックについても、1990年代にSNKでNEOGEO開発に携わったスタッフの監修を受け、ボタンの感触からスプリングの強さに至るまで再現されているとのことです。
現代向けの利便性も両立
本機は当時のテレビにつなげるAV出力に加え、HDMI接続にも対応。特許出願中の独自技術により、HDMI出力時の遅延を最小限に抑えているとされ、格闘ゲームなど応答性が求められるタイトルも違和感なく遊べるとしています。
また、本体裏面のDIPスイッチにより、画面比率を4:3と16:9で切り替えたり、解像度の変更やオーバークロックが可能となっています。BIOSはMVS(業務用)とAES(家庭用)を切り替えられ、言語設定の変更にも対応しています。
ジョイスティックはドングルによる無線接続にも対応し、有線接続との反応差はテストメニュー上でも確認できないレベルに抑えられているとのことです。メモリーカードも刷新され、容量の増加、電池不要化、ハイスコアの記録機能などが追加されています。
ソフトラインナップと今後の展開
本体と同時に展開されるソフトとして、「メタルスラッグ」「ザ・キング・オブ・ファイターズ 2002」「餓狼 MARK OF THE WOLVES」「ビッグトーナメントゴルフ」「ショックトルーパーズ」「サムライスピリッツ零スペシャル」「パルスター」「ティンクルスタースプライツ」「マジシャンロード」「オーバートップ」といったタイトルが挙げられています。
開発を担当したJONES氏によれば、SNKからは監修や制作面でのサポートを受けており、ラインナップは今後も継続的に拡充される予定とのことです。会場では新たなラインナップとしてデータイースト作品なども明らかにされました。
参照元: 4Gamer.net
